新しい寮を探検する

引越しをしたばかりなので、まずはこの新しい寮に慣れることから始めなければいけませんね。というわけで、少々、寮の中を探検してみました。

このモスクワ大学本館寮は、授業を行う校舎を併設してこそいますが、建物のほとんどの部分は学生・教員のための寮で占められています。また、その規模は世界でも指折りの学生寮でしょう。統計をとったことはないけど。ここの寮に居住している学生数は、1万人とも2万人とも言われています。そのため、商店やサービス関連施設などは一通り整っており、生活をするだけなら敷地内から一歩も出なくとも無問題です。廃人への第一歩ですね。


食堂は何店か競合しており、他には食料品店、弁当屋、薬局、コインランドリー、美容室、文房具屋から、旅行会社、花屋、携帯ショップまで。本当に一つの経済圏、一つの街を形成しています。なので、ほとんどのものはそろいます、ある一点の商品を除いては。


そのある一点の商品とは、何でしょうか。


それは、酒類です。一応、ここの寮は大学の寮。勉学・生活支援に必要のないものは公式に売ることはしないそうです。まぁ、公式にそんなもの売った日には、ロシア随一の大学の名が泣きます。


敷地内を歩いているのはもちろんロシア人が一番多いのですが、意外にアジア系の顔立ちがかなり目立ちます。そのほとんどは中国人。彼らも皆、モスクワ大学の正規の学生です。寮内・学内の張り紙はロシア語と並んで中国語表記もありました。英語はないのに。

さて、寮というか大学の徘徊も終わったところで、我が部屋に戻りました。念願の一人部屋です。でも、落ち着きすぎて、なんか変な感じです。