引越しについて

2月23日からの日記を更新しました。

昨日、無事に引越しが終わりました。引越し先は、モスクワ大学本館学生寮。一人部屋で、設定をすればネットもタダ同然で使えるのです。多少古くて、ゴキブリやネズミも出るらしいというのが欠点ですが、一人部屋という点に惹かれて、引っ越しました。


この部屋、先日日本へ帰国した例の友人が住んでいました。で、彼と大学に頼んで何とか引越しを遂行した、というわけです。ただ、大学側はなかなか首を縦に振らず、本当に何度も何度も、お願いしにいったものです。


さらに、引越しの際にもトラブルも絶えませんでした。大部分は自分が悪いのですが。箇条書きにします。


①昨日の金曜日は、休みだった!事務手続きの受付日ではなかった!

②書類が足りない!

①は、調査不足という点で僕に非がありました。だから、最初にお願いしに行ったときは非常にイヤそうな顔をされました。


②、これも僕の調査不足。でも、これが発覚したのは前に住んでいた寮を引き払った後だったので、引越しできないと今日の寝床がなかった、というわけです。で、「どこに住めばいいのか?」と聞いても、事務所は「そんなこと知らないわよ」と他人事。まぁ他人事なんですが。何とか書類を見つけて、解決しました。


で、新しい部屋を何とかもらえたというわけです。でも、こうしたトラブルに直面した際、大きな助けとなってくれたのが、新しい隣人(部屋は別だけど洗面所やトイレを共有する)でした。もともと顔見知りだったのですが、その彼についてちょっと書きたいと思います。


彼は中国人で、モスクワ大学の学部の4年生。非常にいい人で、にこにこしながら僕を助けてくれました。また、彼はコンピューターが専門で、何かトラブルがあったら聞くつもりです。


さらにいうと、彼は日本語がわかります。話すことはできませんが、日常会話レベルの日本語だったら普通に理解できるそうです。でも、どこかで体系的に勉強したというわけではないそう。でも、それでなぜわかるかと言うと、「あまりにも日本人と一緒にいたため」日本語がわかるようになってきた、という、ウソのような話です。今回僕にしてくれたように、これまで縁あって多くの在モスクワの日本人を手助けしてきて、日本人と一緒にいる時間が非常に多かったそうです。そのためか、日本に非常に興味を持っており、去年の夏には日本に遊びに来たそうです。さらに、6月に卒業してから、9月には日本に留学しに来る計画。そのときには、僕が彼の力になれれば、と思っています。


まぁこんな感じで彼の助けもあり、僕の引越しは無事に終わったわけですが、やっぱまだまだ未熟者、と思いました。半年ロシアにいてだいぶ慣れたつもりですが、でも、引越しひとつ、誰かの手助けがないと満足にできない。人の手を借りることは悪いことではないと思いますが、でも、ロシアに慣れた、なんて、まだそんな発言はできないな、と実感しました。