Кто не работает,тот не ест.

留学と就活
私はアルバイトを大学でしているので、4年の今でもほぼ毎日大学にいる。しかもだいたい朝9時からだ。そしてバイトが終わっても、用事がない限りは図書館で雑誌や本を読んだりして、夜まで過ごすことが多い。
そのようにして朝から晩まで毎日大学にいるからわかるのだが、この1月からリクルートスーツ姿の学生がとみに増えた。就職活動をしている3年生だ。私服がほとんどの中で、黒いリクルートスーツ姿の人間は非常に目立つ。彼らを見ると、自分も1年前はあのようにしてスーツに身を包み、足を棒にしてあちこちの企業を回ったことを思い出す。
今日は、留学経験というものが、新卒の大学生の就活にどのように作用したかを少し書きたい。ここでは、留学とは1年程度の長期留学について。短期は経験したことないのでわからないので書けません。しかも、一学生の視点からなので、一つの意見に過ぎないということをお忘れのなきよう。

・留学は就活にプラス?
まず、多くの学生が思うことだろうが、留学することは、就活にプラスになるか、という疑問。僕も気になってた。
これは、就活を終えて感じたのだが、本当にその人次第としか言えないと思う。あくまで、「学生生活で取り組んだこと」の一つに過ぎない。部活・サークル・ゼミ・勉強・バイト…と同じ範疇だと思う。決して、留学経験が高尚で素晴らしいアピールポイントだと考えてはいけない。
もちろん、留学を決行した行動力、そして異国を生き延びた生命力(?)は買われて然るべきポイントかもしれない。でも大切なのは、そういった成長を、企業に対してきちんと説得力を伴って説明することだと思う。なぜ留学を決め、留学中はどのようなエピソードがあり、そこから自分は何を学んだか。あくまで、自分の価値観・人生観を伝える一手段として、留学経験が自分の人間性を豊かにしたことをアピールするべきだろう。留学したことで、何もせずに単に自分の価値になると思ってはいけない。留学経験を振り返り、自分の糧となっていることを確認。それを説明することで、留学経験は武器になる。

・留学したら語学のスペシャリストとして見てもらえる?
またまたご冗談を。
自分よりもっと語学のできる人なんて世の中にごまんといる。たかが1年、長くて数年いただけの若造に、語学に関して期待なんてされない。もちろん語学や、その地域に関する基礎知識はバッチリのはずなので、その後の成長を見込まれることは大いにあると思われるが、新卒の学生に語学の即戦力なんて求めていない。当該地域に関する、将来的な戦力としてアピールするならセーフだろう。

・ロシア語をやっているという点は、就活に良い影響を与えたか?
私見だが、これは自信を持って「与えた」と言える。私の実感としては、ロシアに対しての経済界の眼差しは非常に熱い。例えば、これからロシアに事務所を作る、ロシアの売り上げが非常に伸びている、ロシア語ができる人が欲しい、というのを聞くのは難しいことではなかった。面接などでロシア語専攻であることを言うと、感触の良い反応が多かったように思える。少なくとも、「ロシア語やって意味あるの?」などと聞かれたことはない。
もちろん、僕はこのアドバンテージを生かし、ロシア語の「将来的な」戦力候補であることをアピールして就活を進めていた。

就活生を見ると応援したくなる。そんな気持ちから、留学経験者の視点から就活について書いてみた。全ての就活生に幸あれ。