Большому кораблю-большое плавние.

ロシア文学ゼミの私にとって、昨今のロシア文学ブームはありがたいものです。いろんな人がロシア文学について語っているのを聞くと、本当に勉強になります。
そのロシア文学ブームのきっかけになったのは、近年光文社から出た新訳「カラマーゾフの兄弟」と言われています。その翻訳をされた亀山郁夫氏が、今月は毎週お茶の間で講義をしてくださってます。
NHK教育テレビの「知るを楽しむ」という番組に、2月から3月の月曜日講師として出ています。時間は午後10時25分〜午後10時50分。今月は「罪と罰」を初めとしたドストエフスキーについてです。(http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200802/monday.html
私も元ゼミ生だったため毎週見ている…と言いたいとこですが、先週は見逃してしまいました。明日は月曜で放映日、明日は見られそうなので何とか見ます。また、前回の再放送も早朝に放映しているようなので、起きられたら見ます。たぶん起きれないけど。朝寒いし。
先生が大学の学長になった関係で、私も所属していた先生のゼミは閉鎖ということになりました。学長以降は授業も受け持たず…でもこういうメディアを通じての講義は頻繁なので、可能な限り追っていきたいと思います。
余談ですが、学長になってから、先生はテレビや新聞に本当に頻繁に出るようになりました。まるで雲の上の人みたいになってしまい残念ですが、でも外語大の宣伝として割り切っているんでしょう。先生はある講演で「学長は大学にお金をもたらすのが仕事」と言い切りました。その是非はさておき、名前の売れてる自分が広告塔となってメディアに顔を出すのが仕事…そう思って、出演以来を引き受けているのでしょう。
姉妹校であった大阪外国語大学大阪大学と合併したのは記憶に新しいところ。亀山学長は、東京外国語大学の未来を案じて、今のように頻繁に大学の宣伝活動をし、大学の名を高めようと努力されてるのだと最近思うようになりました。