青春のロシア・アヴァンギャルド

社会人となりブログを書く暇があまりありませんでしたが、久しぶりに日記を。
ロシアに限らず、行った展覧会などのメモをしようかと思います。

今日、渋谷BUNKAMURAで開かれている展覧会「青春のロシア・アヴァンギャルド シャガールからマレーヴィチまで」を見にいきました。
公式HPはこちら http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_moscow/

この展覧会には、20世紀初頭の革命前の作品が集まっています。日本初公開のものも多く必見。

通常、展覧会はひとつのコンセプトの下に作品が集まってきます。しかし、このロシア・アヴァンギャルドは非常に雑多な作品が集まり、統一性に欠けた展覧会だ、という印象です(それが悪いという意味ではなく)。
例えば、一部の作品は非常に抽象的で、いわゆる「わかりにくい」作品でしたが、でもまた一部の作品は非常に具体的・写実的に、モノや人が描かれている…何となく統一性が感じられませんでした。ベクトルがあっちこっち向いてる感じです。

でも、こんな雑然とした作品群が、まさに革命前夜にあった当時のロシア・アヴァンギャルド芸術運動の「産まれ出る苦しみ」を物語っているのかもしれません。

あと全然関係ないですが、今はロシアに関する「かわいい」本も増えてるんですね。ミュージアムショップに並んでいました。
例えば
ロシアのかわいいデザインたち
とか、
カナカナのかわいいロシアに出会う旅
などなど。