日本食に恋して

留学生や海外駐在員など、長期滞在者が恋しくなるのは何か?日本に残してきた愛しの恋人?かわいい妻子?帰りを待つ両親、きょうだい?何でも話せる友達?

まぁそれもそうでしょうが、おそらくほぼ皆が挙げる「日本に帰りたくなるとき」の筆頭のひとつは、「変なロシア料理を食べたあととかの、日本食を食べたいとき!」でしょう。


ということで(?)モスクワ在住の日本人御用達の、モスクワにある日本食専門店に行ってみました。名前は「ジャッポロ」。わかったようなわからないような変な名前ですが、これは近くにある日本食レストラン「札幌」の系列店だからみたいです。ジャパン+サッポロで、ジャッポロ。人を食ったような屋号ですね。


中をのぞくと…

わー!日本食キター!の嵐です。

お米やお味噌などはもちろん、カップめんやお菓子、ペットボトルのお茶、カレールー、レトルト食品、ふりかけ、お茶漬けの素、日本酒や梅酒、(日本のメーカーの)ビールなどなど。。そんなに大きい店ではありませんが、でも食卓に並べたい日本食はだいたいはここで手に入ると思います。


日本食だけでなく、日本製のシャンプーや洗顔フォームなども並んでおり、こだわり派には嬉しいところ。また、「59ルーブル(約236円)均一コーナー」なる一角もあり、そこでは日本の100円均一で扱っているような日用品やアイデア商品がそろいます。お箸やお茶碗、冷蔵庫にくっつけるマグネットなど、それらも全部日本製品です。


ただ、当然のことですが、値段がべらぼうに高いっ!だいたい、日本の価格の4倍くらい!たとえば、カップ焼きそば「塩カルビ焼きそば」。日本では、セール中のスーパーだったら100円程度で買えましたが、ここモスクワではなんと128ルーブル!(約520円!)また、カルビーのポテトチップ。90円前後のサイズのが、なんと90ルーブル!(約360円!)それでも、店内には日本食を買いにきたロシア人がけっこう目につきました。


お金を節約したいので。。というか、いくら日本のといっても、カップめんに520円も、ポテチに360円も払うつもりはないので、今日は冷やかすだけにしておきました。日本での価格を知っているので、逆に手がでません。…でも、日本食、というか日本が少し恋しくなりました。みんな元気にしてるかな。


あ、ここは日本専門店なだけに、「日本をほうふつとさせる」絵はがきもたくさん置いてありました。でも、絵柄は全部、日本のアニメやゲームに出てくるような、萌え系の美少女!!季節柄、着物を着た美少女の絵が多かったです。日本といったら、やっぱりソレは外せないんですか。まぁいいけど。