サンクトペテルブルグ③

さあ今日も強攻日程。寒さもなんのその。
まず向かったのがイサク聖堂Исаакиевский Собор。ここは、以前ペテルに行った友人が「ぜひ行った方がいいよ!」と教えてくれた所なので興味はあったのですが、実際に行ってみるとその巨大さに驚きました。中は宗教画で埋め尽くされているのですが、天井付近に描かれている絵はどうやって描いたのだろうか、などとばかり考えていました。わりかし古く、それゆえ低い建造物が多いペテルの町並みの中でも、ひときわ目立つ聖堂でした。時間があったらもうちょっとじっくり見たかった。

次に行ったのがスパス・ナ・クラヴィー聖堂Спас на Крови
モスクワの聖ワシリー聖堂に似た感じがするこの聖堂にも、やはり多くの宗教画が描かれていました。ただ、ここの宗教画の中心はモザイク画。そのせいか、前者のイサク聖堂よりも質素な印象を受けました。

昼食を食べたあと向かったのは、あのエルミタージュ国立美術館Госдарственный Эрмитаж
。世界一とも言える美術館です。行ったはいいんですけど。。。あまり時間がなくて、ほんとに駆け抜ける感じでした。ただ、収蔵されている美術品は本当にいろんな種類があり、また巨大。どれだけ広いのか、全然実感できないくらいの広さです。おそらくどんなに時間があっても観光客が全て見ることは不可能でしょう。また、内装もすごく趣味が良く、お城のよう。

その後、ホテルへ戻り、少し休んでから駅へみんなで向かいました。
今回も夜行列車。あの居心地の悪い狭いベッド。ロシアから帰国する際は、シベリア鉄道を使おうと友人に誘われて考えていたのですが、ちょっと考えてしまいます。

今回の旅行、ロシアの広さを実感するいい機会でした。
鉄道による移動のためというのもあるのですが、何より驚いたのはモスクワとの違い。同じロシアの大都市であるからそんなに変わらないと思ってたのですが、よく見るといろいろ違いがありました。
まず、ペテルの方が白人が多いということ。モスクワの町を歩けばわかることなんですが、意外に金髪、青い目、という人は多くありません。アジア系、トルコ系などいろんな民族がモスクワにいるのがわかります。しかし、ペテルは多少状況が異なります。モスクワより圧倒的に白人が多い。位置的にモスクワよりもヨーロッパに近いというのもあるのでしょうが、モスクワのいろんな人種によるカオス的空間が、ペテルにはないなというのが印象深いです。
また、それゆえ?治安もペテルの方がよくないそうです。よく外国人が襲われるというケースもあるようですし、それにペテルにいるにーちゃんの方がガラが悪いです。(気のせい?)

そして、町並み。
先ほどもちょっと触れましたが、ペテルは古い建物が多く、若い町なのに落ち着いた空間を醸しだしています。また、川も多く、特に夜景はとても美しいです。かと思うと、大砲がデンと置いてあったり。かつての要塞都市の名残が時折見られます。

近年、ペテルは治安の悪化が叫ばれています。旅行する予定の方は気をつけてください。

最後に。ペテルを案内してくれた友人にはお世話になりました。どうもありがとう。