2005-10-06から1日間の記事一覧

キャラ

多くのキャラが持ち味を出していたと思う。物語の進行をひとつの絶対的な視点ではなく、多面的な視点で構成することを意図したチェーホフの原作を尊重している、と言えると思う。元百姓の資産家ロパーヒンは、桜の園を買い取った際の狂気とも言える感情を前…

ストーリー

おおむね原作通りだが、細かい演出が異なる。たとえば、一幕の冒頭、エピホードフが登場するシーン。彼は舞台の袖ではなく、なぜか床のフタ(!)から登ってくる。また、二幕の冒頭。シャルロッタの独白が冒頭に移されている。また、そのシャルロッタは演出…

セット

奥行きがあるということ以外は、想像していたものよりいたってシンプル。幕の転換も、「幕」をおろすのではなく、回転床や幾重にも重なるカーテンをうまく移動させるのみ。しかしこだわるところはこだわっている。たとえば三幕に登場する楽団などは、本物の…

 桜の園

今日は「桜の園〜四幕の喜劇」の鑑賞。 公演は19時から。小腹も空いてきそうなので、ムハット近くの小さいファーストフード店で軽くボルシチとブリヌイをつまむ。ロシアでの外食はたいして美味しくはありませんが、ここのはアツアツでとても美味しかったです…