バレエ ジゼル

夜は、バレエを観に行きました。ボリショイ劇場 Большой Театрの「ジゼル Жизель」です。「白鳥の湖」と並ぶ、クラシック・バレエの王道的作品。

夏は、ロシアの劇場、特にバレエ団にとっては、海外公演のかきいれどき。ボリショイ劇場も例外ではなく、僕が帰るまでに上演するバレエは、これが最後です…。5月中にあと2回公演があるのですが、2つとも今日と同じ「ジゼル」です。次の公演は6月末の「シンデレラ」…。あぁ、観たかったなぁ。だから最後のボリショイ劇場ということで、隅々を探検したり、写真を撮りまくりました。(あ、公演中はもちろん撮ってませんよ!)


バレエは…ちょっと物足りない感があります。特に大きな不満があるわけではないけど、もっと頑張れた、というのが正直な感想です。一味足りないとはこのようなことを言うのでしょうか。


気づいた点を挙げると、同じ女性でも非常に対照的なところがあった、ということです。主役のジゼルは、小さな身体で風のように軽やかな動きを見せてくれたのに対し、ウィリーのボス(?)の人は、女王のような、長い手足を使った貫禄のある動きでした。


そういう点に気づき始めたっていうことは、少しはバレエに対して目が肥えてきたんでしょうか? だったらちょっと嬉しいな。


というわけで、ボリショイ劇場でバレエを観るのは、今日でおしまい! でも、また絶対観に来たいです。次に来る時は、学生席とか2階席とかじゃなくて、舞台の目の前の1階席で観れるほど、偉くなっていたいですね。