おいでませ モスクワ

今日は、日本からの友人が来る日。大学で机を並べて学んできた友人です。そんな彼を、空港へ迎えに行きました。

空港に着くと、こんなことを考えてしまいました。つい1ヶ月前は、ロシアを去る友人をこのシェレメチェボ第二空港で見送った…しかし本日、今度はロシアに来る友人を迎えに来た…。留学に来た人も、いつかはみんな帰るんだよなぁ…。空港のアナウンスに諸行無常の響きを覚えてしまいます。7ヶ月前は、モスクワに来る立場、今は現地在住者として迎えに行く立場、そして3ヵ月もしないうちに見送られる立場になってしまうんだなぁ…。確実に時間っていうのは経過してる。そしてこれからも経過し続ける。明日はどこに行くのだろうか。


そんなこんなで、彼が搭乗口からやってきた。去年の7月か8月以来まったく会っていなかったので、顔がすごく変わっていてわからなかったらどうしようかと思っていたけど、杞憂に終わった。


彼と学校からの迎えの運転手、現地でお世話になる日本人の人、そして僕とで車に乗り込む。これから4人で彼が住むこととなる寮へ向かうのだ。ちなみに、寮がどこになるかは全くわからない。たとえ日本で希望を出していたとしても、全て学校側の都合に合わせられてしまう。これがロシア・クオリティ。


道中多少揉め事はありましたが、なんとか無事に彼の住む寮にたどり着きました。彼の住む寮はシャボロフカ外国人学生寮。前に僕が住んでいた寮です。


そして彼の部屋としてあてがわれたのは、なんと前の僕の部屋。全く同じ僕の部屋です。僕が次の住人のためにと残したハンガーやら皮むき機やら油やら、全て彼の手に渡りました。また、例のモンゴル人のルーメイト、そして韓国人の隣人ももちろん健在。前に自分が住んでた部屋に友人が住むというのは、嬉しいようなイヤなような。でも、前の自分の部屋に入れて懐かしかったです。


そんな彼のモスクワ生活、今日から始まります。彼の留学が幸多きものにならんことを。