引越しのその後

今月初旬にモスクワ大学・本館学生寮に引っ越してから、生活が一変しました。どのように変わったのか、お話ししたいと思います。

  • 一人部屋 ◎

言うまでもなく、一人部屋、であるということ。前の部屋に比べるとかなり狭くなりましたし、照明も多少暗い。それでも、自分の空間があるということは本当に幸せなことです。その分、じめじめした部屋にこもって考え事とかしてしまうので健康に良いかはわかりませんが。
まぁ、でもよく考えたら、僕がそれ以前に住んでいた二人部屋というのは、それまで全く赤の他人だった、それも国籍ですら異にする人間と生活するわけですからね、うまくいく方が珍しいというものでしょう。ましてや、血を分けた家族との同居や好き合っている恋人同士の同棲ですら、トラブルの多少はあるでしょうに。

  • 買い物 ◎

以前にも書いた通り、新しい寮には商店や食堂がいくつもあります。それら、マジで便利です。わざわざダウンジャケット着込んで行かなくてもすぐ近くに腹を満たせる場所がある。寮の敷地内から出なくても問題なく生活できます。

  • 通学 ×

これは至極不便になりました。
以前住んでいた寮はメトロの駅に隣接という立地の良さ。しかも学校はその駅から3駅目というこれまた近い位置。なので、授業が始まる10時に学校に着くためには、9時半頃出て十分間に合う場所でした。おかげで遅刻もほぼゼロ。
しかし、現在の寮からはとっても遠く、というか直線距離的にはむしろ近くなっていると思うのですが、交通の便が悪くなってしまいました。
どうやって行くかというと、歩いて10分ほどの場所にある停留所まで歩いて行き、そこでまずバスを捕まえます。ごとごと揺られて10分弱。地下鉄の駅に着きますが、そこでまた別の路面電車に乗ります。路面電車の揺れ方で人生の意味がわかったことはありませんが、またしてもごとごと揺られて20分弱。そこで、学校近くの停留所にようやく着きます。バスや路面電車の待ち時間も含めたら、50分くらいかかります。

  • 人 ○

モスクワ大学の校舎に隣接ということもあり、ロシア人の姿がよく見えます。あとは、寮に住んでいるのは中国人が多い。でも彼らと知り合う機会は意外とない。人付き合いを積極的に広めるのが苦手なので。普通に過ごしていてできる友人を大切にしたいから。
それでも友達は増えました。意外に日本人も多く、仲良くさせてもらっています。

  • ネット ◎

低価格・(ロシアにしたら)高速・一人暮らし と来たら、これはネット中毒への第一歩ですね。ご想像の通りです。

と、こんなダラダラ書いて何が言いたかったかと言うと、部屋にこもりっ放しですよ、ということ。ちゃんと学校には行ってますが、こんな生活を送っています。