短編バレエふたつ

今日は、モスクワバレエ団 Балет Москваの公演を観てきました。会場は、プーシキン記念ドラマ劇場 Московский Драматический Театр имени А.С.Пушкинаです。以前もこの劇場へお芝居を観にいったことがあります。普段はお芝居用に使われている劇場です。

実はこのバレエ団、ちょっとした知り合いの日本人の方がいて、いわば「お友達価格」で入場できました。1階席前の方の席で100ルーブル(約400円)。パンフを読むと、その人以外にも二人、日本人の名前がありました。


今回は、短編バレエ二つの公演。前半は、アルルの女 Арлезианкаです。余計なセットを排したステージ、そして息の合ったバレリーナたちと、とても満足のいく内容でした。楽団がいない分バレリーナたちとの距離も近く、迫力のある演技に親しみを覚えました。もちろん会場はそもそもバレエ用のものではないので、演出などに限界は感じられましたが、非常に好感の持てる内容でした。


後半は、奇跡の店 Лавка Чудес(邦題はあってるかな?)。これも会場を所狭しとバレリーナたちが踊ります。前半のに比べると少し派手な印象。


今回は、肩肘を張らずに純粋に楽しむことができました。正直、バレエを観るのが3日連続だと疲れも感じてくるのですが、公演中はその世界に入り込むことができました。余計な邪念に邪魔されずに。