白痴

今日は学生割引を使って、ボリショイ劇場のバレエ「夏の夜の夢」を観に行こうと思いましたが…残念なことに、買うことができませんでした…。列に並んでいたのはいいんですが、例のごとく、横入りや順番抜かし画が横行していて…。くっそー、順番くらい守れよ。こんな無秩序な状況を、後ろにいたロシア人が呆れて漏らしたのか、こう表現していました。「Так,это Россия.」(まぁ、これがロシアだな)。同感。

でも、このままおめおめと帰るのはイヤだ。せっかく来たんだし…と思っていると、今日は隣の劇場でドストエフスキーの「白痴 Идиот」がやっているではないですか。一度は観てみたいと思っていたので、こっちに足を向けました。劇場の名前は、ロシア青年劇場 Российский Академический Молодежный Театр。通称РАМТ(ラムト)だそうです。


観ました。最後まで。でも、すごく眠かったです。


一幕目は、スクリーンに映像を投影するなど面白い演出もあり、俳優陣の好演もあり飽きない芝居を楽しめたのですが、二幕目は半分寝ていました。ロシア語を聞くのにかなり疲れた、というのもありましたが…。苦痛以外の何者でもなかったです。お金払ってまでこんな思いをして、何をやってるんだ俺はという苦悩を味わいました。


最近は劇場といったら、ほとんどバレエを志向していたので、余計そう感じるのかもしれません。お芝居は観るのやっぱ疲れるわー。