ボリショイ劇場


1日からの日記を更新しました。


昨日、今日公演のバレエのチケットをまた衝動買いしてしまいました。それは、世界的に有名なボリショイ劇場Большой Театрの公演です。今まで行きたいとは思ってはいましたが、あまりに有名なためか、特にバレエに関してはチケットの入手が難しい点、そのため足元を見てくるダフ屋を利用するであろう点から、及び腰でした。でも、せっかくだから、と思い、地下鉄のチケット売り場から購入!チケットの額面は200ルーブル(約800円)ですが、購入価格はなんと600ルーブル(約2400円)。今思えば、交渉すればもっと安くできたかもしれません。。次にこういったところから買うときは、もうちょっと値切ってみます。


公演は、珍しく昼の12時から。で、演目は。くるみ割り人形Щелкунчкです。
ボリショイ劇場は、歴史の重みがある本館と、3年前にできたばかりの新館を擁するのですが、残念ながら現在は本館は改築工事中。。さらに悲しいころに、この工事は、僕が留学している間に完了することはないそうです。。そのため、今、ボリショイ劇場は新館でしか公演を行っていません。


公演ですが、、今まで見たバレエの中でも、一番素晴らしい出来だと思いました! 演技も、演出も、そして楽団の演奏も、文句のつけようがないほどです。本当にそれしか言えません。ステージの上で美しく舞うバレリーナたち、そして身体に響いてくる演奏。やっぱ、ロシアのバレエは本当にすごいな、と感じました。バレエに関してはあまり詳しくないのですが、そんな自分でも素直に素晴らしいと思えるそういう公演でした。ボリショイ劇場には、また何度も足を運んでみたいと思います。


もうひとつ、感動したこと。原作では、主人公はマーシャという女の子なんですが、10歳くらいの設定なんですね。で、なんと、その役、ほんとうに10歳くらいの女の子が演じていたんです!! もちろん、マーシャの夢の中、「お姫様」になる後半以降のマーシャは、もうちょっと上の年齢の女性が演じていましたが、でも、実質、このバレエの半分は10歳くらいの女の子が背負って立っていたようなものです。子役バレリーナはその女の子だけじゃない、最初のシーン、子供たちがクリスマスで集まるシーンの子供たちも、本当に10歳くらいの子供たちが演じていたのです。全部で10人ちょっといたでしょうか。しかも、大勢の観客の前でも全然緊張を感じさせない、笑顔の演技。びっくりしましたが、感動を隠せません。で、一方、自分が彼らと同じくらいの年齢の時には何をしていたかな、と考えると。。彼らを尊敬してしまいます。