留学 折り返し地点②

ひとり言は続きます。
勉強。正直、10ヶ月の留学では、全然足りないんじゃないか、というのが率直な感想です。特に、語学の学習に関して。1年その国にいただけでは、やっと「さわり」を終えるだけではないか、まだまだ修行不足だろうな、というのが留学期間が半分終わった時点で痛切に感じられます。もちろん、ロシアという国も、4ヶ月半住んでもよくわからない。政治的レベルでも、生活レベルでも、ロシアそして人々が、何をしたいのか、何を目指しているのかが、よくつかめません。「ロシアは知ではわからない」という言葉がありますが、まさしくその通り。それだけ、不思議な国で魅力のある国だとは思うのですが。


修行不足を感じると同時に、新鮮な気持ちでこの国と接することはもうない、とも感じています。モスクワに初めて着いた直後は、目に入るものが全て珍しく感じられました。ロシア語の看板、ロシアの町、そしてロシア語を話すロシア人。
でも今はそれらが日常化してしまい、当たり前の存在になっています。もちろん珍しく思えることもまだまだありますが、出会ったころのようなフレッシュな感情はもうありません。だから、ある意味、これからロシアに来る人たちがうらやましくもあります。

だからといって、もうロシア通になれたわけではない。