世界の最果て ムールマンスク⑩

今日の18時50分ムールマンスク発の列車でモスクワに帰ります。

ホテルのチェックアウトが12時ということで、その時間にホテルを出て、駅前のカフェや駅の待合室で時間を潰します。


列車が来て、乗り込みました。同室の人はいない模様。ほぼ定刻通りに出発し、ムールマンスクの町を離れていきます。


車内からオーロラが見えないかなと思い、最後の望みを抱いて空を見上げるのですが。。。




無駄なあがきでした。






オーロラは結局見えなかったのですが、不思議なものですね、ムールマンスクという町に愛着が涌いてきました。再び訪ねることはおそらくないであろうムールマンスク。オーロラが見えなかったという点ではがっかりですが、やっぱり去るときは寂しい思いをしました。
オーロラを求めて、何度も、何時間も空を見上げた。いい経験です。

ネットをしていると、「外に出たら、たまたまオーロラがあった」という人もいれば、僕らのように何泊も滞在しながらも、オーロラの写真だけ買って帰る人もいる。人生もそんなものだろうか。

列車の中から、暗闇の中に光る港の明かりを見ると、ついつい自分の出身の横浜を思い出します(横浜の港には一度もいったことはありませんが)。また、マンションの部屋からこぼれる、オレンジ色の柔らかい明かりは日本を感じさせます。

モスクワを去るときは、どんな気持ちだろうか。想像しようとするのですが、できません。