サンクトペテルブルグへ

さて、今週の週末を使って旅行に行ってきます!行き先はサンクト・ペテルブルグ。モスクワと並ぶ、ロシアの大都市のひとつです。
モスクワとペテルブルグは、見事に対照的な都市と言えるでしょう。
モスクワはしばしば、「大きな村」と形容されますが、これは多くの店や住居がクレムリンを中心に集まって形成された街であるためです。クレムリンを起点とした放射状になっており、いわばダーツの的のような自然発生的な都市。長い時間をかけて今の姿に落ち着きました。
それに対してペテルブルグは、ピョートル1世によって「造られた」街。文字通り、机上に描かれた都市計画をそのまま実行した世界唯一の大都市なのです。その歴史も比較的新しく、2003年に建都300周年祭が行われたのは記憶に新しいところです。

モスクワは、「動」という漢字で例えられるかもしれません。モスクワの中心であるクレムリンは、ロシアの政治の中心地でもあるため、ロシアという国を動かす地でもあるのです。

翻ってペテルブルグは、「静」という漢字でしょう。ここでの中心地を一概に決めることはできませんが、一番の見所はエルミタージュ美術館ではないでしょうか。古今東西のあらゆる美術品が収蔵されたその美術館。美術館という空間は、俗世間の思惑とは離れた、落ち着いた静かな空間です。
旅行の日程は、金曜夜の夜行列車を使って土曜朝にペテルに到着。帰りは日曜夜の夜行列車に乗り、月曜朝に到着という強行日程です。
いざ、ヨーロッパの窓(byプーシキン)ペテルブルグへ!!