ロシアの日本アニメ

今日は放課後に「ロシアのアキバ」巨大電化製品市場のガルブーシカに行ってきました。
以前にも2回、訪れていましたが、最初(http://d.hatena.ne.jp/yu-net/20050902)は来たばかりでオドオドしていて、2回目(http://d.hatena.ne.jp/yu-net/20051023)は携帯を買った後はとっとと帰ってしまい、ゆっくり見てまわることはしませんでした。

さて今回のお目当ては、ロシア製DVD。
最初行ったときの日記に書いてありますが、ここで売っているDVDは、ほとんどが海賊品です。編集の仕方も店によって異なるようで、吹き替えが店によって全く違う、なんてこともあるみたいです。
ここでは、ロシア映画や人気のハリウッド映画はもちろん、日本の映像作品も入手することができます。といっても、もちろんほとんどアニメですが。ドラマでは、北野武監督の作品が1つくらいあっただけです。
どんな日本アニメがあるのか?「新世紀エヴァンゲリオン」や「機動戦士ガンダムSEED」、「新機動戦記ガンダムW」といった日本のサブカルチャーの代表的な作品から、「耳をすませば」「となりのトトロ」などのジブリ作品、そして「交響詩篇エウレカセブン」「ケロロ軍曹」といった最新の作品まで棚に並んでいます。
その中でも驚いたのは、「ほしのこえ」があった点。新海誠監督がほぼ一人で制作したといわれるこの作品が、世界で広まっているのには驚きました。かつて映像作品は何人もの人を動員して制作し、それが世界に広まるのには時間がかかりました。でも現代は、個人がパソコンを使って映像を制作でき、そしてその作品が瞬く間に世界に広まる時代なんですね。
まあ、その広まり方もロシアでは著作権者には無許可なんですが。そのため、安いんですが。その「ほしのこえ」は200(800円)〜350ルーブル(1400円)、「ガンダムSEED」は100(400円)〜200ルーブル(800円)でした。といっても、パソコンを持ってないんで何も買いませんでしたが。

ここガルブーシカのお店の店員さんは一般的な商店と比較して、かなりやる気があります。
ちょっと店の前で立ち止まって品物を見てると、「何をお求めですか?」なんて声をかけてくるのです。で、ちょっと考えてると「これなんかどうですか?」などとお勧めを教えてくれます。まるで日本で服を物色しているかのように
最初に来た時は、話しかけられたとき、かなりビクビクして挙動不審でしたが、今回はすごく堂々と話すことができました。少しは成長したみたいですね。
今回、一番驚いたのは、本の雑誌が置いてあったこと。もちろん、サブカルチャー系の雑誌ですが。「月刊ニュータイプ」や「アニメージュ」などです。で、値段を教えてもらったら
「1220ルーブルだよ。」
約5000円!
あ、そうそう、ここはゲームソフトも豊富に置いてあるんですが、その中でも「ストリートファイター」が目を引きました。日本で発売されている「ストリートファイター」シリーズって、ゲームのジャケットに描かれてるのはほとんどリュウかケンあたりですよね。でも、ここロシアでは、なんとザンギエフが単体で、どアップでジャケットを飾っていたのです。さすがロシア。