アエロフロート機内

乗務員はみなロシア人。ロシアの航空会社だから当然ではあるが、不安です。なにしろ、初の海外。周りを外国人に囲まれるって経験は初めてだから、戸惑います。でもちゃんとロシア語が通じたので感慨ものです。
隣に座ったのは、中年の女性。顔立ちがアジア人ぽかったので日本人かと思ったのですが、どうやら違うみたい。話してみると、カザフスタン出身らしいです。はい、カザフスタンの位置、わかりますか?なじみがない限り、すぐにはわからないと思います。心理的・物理的距離が大きいにも関わらず、中央アジアの人は日本人とよく似ているというのは不思議ですね。ちなみに、飛行機を降りて彼女と話していたら、流暢な日本語で僕らに話し掛けてきた黒人がいました。親子だと思ったそうです。

さて、彼女はなぜ日本に来たのでしょうか。

彼女は、カザフスタンの大学で心理学を教える、学者さん。で、日本は岡山で学会があったため、はるばる出席しに来たらしいのです。モスクワに着いてから、カザフへ乗り換え。
学会の終了後は東京を観光したそうで、東京に住んでた僕にいろいろ質問をしてきました。
「モスクワには、『子供の世界』っていう、子供用の用品の専門店があるんだけど、東京で何かないかしらねえ」
「うーん、そうですね。秋葉原なんてどうですか?日本が世界に誇る電気街です。外国人もたくさんいます」
「そうなの、じゃあ今度日本に行ったら行ってみようかしら」
こんな感じです。。。

ちなみに、機内食はよろしくないです。
ネタが明らかにおかしい巻き寿司とか、ゴムで作ったのかと小一時間問いただしたくなるエメラルド色のソバとか。日本食の出来そこないです。