帰国するのはいいんだけど。

6月で自分の国に帰る人が多い僕の学校で話題になっているのは、やはり帰国のこと。もう航空券を買ったかだとか、何日に帰るのかとか、帰国前に旅行は行くのかとか、帰国したらどうするのか、とか。

その中でもよく話されるのが、一刻でもはやく帰国したいか、それとも少しでもロシアに残っていたいか、という話題。


面白いのは、この質問には人によって全く違う答えが返ってくることです。

それらの答えを単純化すると、
「こんな国さっさと出たいし、早く自分の国に帰りたい。だからセメスターが完全に終わったら(もしくは終わる前に)すぐ帰国する」

っていう人と、


「少しでも満喫したい! だからビザぎりぎりまでいる!」


っていう感じです。


それらの理由を詳しく聞いたりすると、その人の価値観…とまではいかないけれど、でもどんな体験をしてきたか、何を留学で得たか、日本に(もしくはロシアに)何を残してあるのか、が推測できたりします。


異国という環境。学生寮に住み、メシ食って、学校に行って、放課後や休日は基本フリー。生活の条件はだいたい一緒でしょうが、考えていることは違うんだなぁと実感します。


僕はというと…帰りたいような、帰りたくないような。


航空券を買ったとはいえ、帰国は1ヶ月以上先、まだまだなんですよね。なのに、帰国のことをどうしても考えてしまいます。帰りたがっているのかなぁ。それとも、帰りたくないのかなぁ。とりあえず、どうしてか、何に関してもやる気が起きません。せっかくの休日、博物館とか美術館とかに行ったり、バレエや劇やオペラのひとつでも観に行ったり、勉強したりすればいいのに。