帽子と僕

このブログのカウンターがいつの間にか10000HITを達成していました。すげぇ。

なんか寒いなと思ってたら、今朝のモスクワの気温ははマイナス30℃だったそうです。そりゃ寒いわけだ。天気がいいだけに、この寒さが悔やまれる。


そんな今冬のモスクワでの服装。


下から、ブーツ、靴下、ジーパン。上はTシャツ・長袖(セーターやパーカーなど。寒ければ2枚)・そしてダウンジャケット。手には手袋。日によってマフラー。そして「絶対に」欠かせないのが、帽子。ニット帽を僕は使っています。
なぜ帽子が必要かというと。


第一に、寒さから頭を守るため。大学1年のころ、教授が「ロシアでは、寒さで脳が凍って死んだ人もいるんだぞ」なんて話をしていたのをよく覚えています。長時間、外をほっつき歩かなければ大丈夫でしょうが、でも寒さで頭痛がするなんてことはよく聞く話。実際、僕はムールマンスクでオーロラ待機をしていた夜、帽子をしていたにも関わらず、軽く頭痛がしました。


そして第二に、なるべく外国人だと悟られたくないため。これはロシアに来て思いました。外国人と見ると、いろいろいちゃもんつけてくる警官やその辺の若い連中、そして外国人排斥主義者のスキンヘッドが、残念ながらロシアには一部にいます。で、彼らとトラブルになると相当めんどくさい。今ではある程度ロシア語でやりあう自信がつきましたが、でも話の通じる相手とは限らない。問答無用、バス停でバス待ちの日本人がいきなり殴られた、というニュースもちょっと前に耳にしました。そういった無用なトラブルを少しでも避けるという意味で、ロシアで目立つ黒髪はなるべく帽子で隠すべき、というのが僕の考えです。心配しすぎかもですが、用心するに越したことはないので。幸い、大きなトラブルになったことはありません。


厚着をして帽子を被った、もこもこの後ろ姿は、もうロシア人と区別つきませんwだから、冬の間、外出中は帽子を被るようにしています。安価なニット帽で十分です。


ですが、日本人をはじめアジア系の留学生たちは、それほど帽子が好きでないみたいです。確かに面倒だし髪はボサボサになるし抜け毛の原因にもなるし?僕もあまり被りたくないのですが、こんな理由で帽子は僕にとって必須アイテムとなっています。