ムハット!ムハット!

まずは、チェーホフ記念モスクワ芸術座Московский Художественный Театр имени.А.П.Чехова通称ムハットМХТです。ここはモスクワの数ある劇場の中でも代表的な劇場。さすがチェーホフの名前を冠するだけあります。また、ここはチェーホフの「かもめ」といった、数々の名作を世に送り出してきた伝統ある劇場。ロシア文学ファンには堪りません。
さて今回のお目当ては、そのチェーホフの「桜の園」。この公演があす6日に予定されているのです。その公演は見逃せない。
桜の園」は、僕のクラスが大学の文化祭で出した作品。僕もキャストとして出演しました(ちなみに、たまにコメントを寄せてくれる「万年大学生」氏や、ロパーヒン氏の名前はこの作品から由来しています)。それだけに、思い入れも強い作品。ロシアに来たらいろんな劇場で見比べてみる、と決めていました。「桜の園」はロシアではいまだに人気の高い作品のようで、調べただけでもこの最近の間に5,6の劇場で競うように公演されています。
チケットは「一番安い席」を頼んで100ルーブル(約400円)。もっとも安い場所とはいえ、この値段はありがたいです。ちなみに、地下鉄の中の出張の売店でも売っていたのですが、そこは300ルーブル(1200円)。その値段でも高いと思ってしまいます。