参拾七萬参千八百五拾

ところで、またも留学関係の出費が重なってしまうこととなる。
しかも、そいつは前回の飛行機代金納入のレベルではない。
そう、モスクワ大学での学費の請求書が僕の郵便受けに届いたのだ。
僕は手続きを日本にある専門の団体に依頼しているのだが、今回はその団体に大学の授業料を預ける、という形になる。
封の「請求書在中」という言葉を見ただけで、僕の肩は重くなる。また金いるのかよ。
ちなみに、僕が在学している大学の授業料は、およそ年間50万エンである。届出により、半額にしてもらえたりすることもあるが。
自分で決めたこととはいえ、多額の金額が必要となる現実に直面し、少し及び腰になりそうだ。でも、タダで留学できるほど甘くないし、帰国してからバイトたくさんしてお金は返そう、そう思って封を開ける。

どれどれ、いくら必要なのかな

請求書 下記の通りご請求申し上げます。
モスクワ大学10ヶ月学費$2950¥339,250
招待状発送¥4,600
留学手続き ¥30,000

合計¥373,850 

…。
で、 
飛行機代 ¥170,000 
学生寮 ¥300,000
きついですね。学ぶことは、本当にお金がかかるっ。
蛇足ですが、ヨーロッパの多くの国立大学は、学費がタダ同然のところも多いようで。うん、今回は間違ってはいないと思います。
具体的に挙げると、ドイツとかフランスとかスウェーデンとか。単純にうらやましい限り。ロシアもそうしてくれれば良かったのに。
日本に生まれロシアでも学ぶ僕は、もう少し親のすねをかじらなければならない。

でも、お金かかるといっても、

留学で得たモノ   priceless 
こうなるようにする。